クラウデラ (Cloudera)、エンタープライズAIエコシステム (Enterprise AI Ecosystem) への追加機能で顧客のAIネイティブ化を支援

新たなパートナー企業であるサービスナウ (ServiceNow)、ファンダメンタル (Fundamental)、ガリレオ.ai (Galileo.ai)、パルス (Pulse) がニューヨークでの年次イベント「EVOLVE25」でクラウデラと提携


カリフォルニア州サンタクララおよび ニューヨーク発, Sept. 27, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- あらゆる場所に存在するデータにAIを提供する唯一の企業であるクラウデラ は本日、本番環境に対応した完全なAIソリューションを提供することを目的とした新たなパートナーシップによるエンタープライズAIエコシステム の拡大を発表した。 このイニシアチブは、業界のリーダー企業を結集し、企業の最も差し迫ったAIニーズにエンドツーエンドで対応する包括的なソリューション一式を提供するものである。

AI市場は急速に進化しており、企業はAI成熟度の新たな段階へと迅速に移行している。 近年、多くの組織は検索拡張生成 (RAG)、微調整、コパイロットに注力してきた。 今日では次のような高度な領域への導入が加速している。すなわち、構造化データ向け予測エンジン、AIを活用したワークフロー自動化、モデルの信頼性のためのオブザーバビリティ、大規模文書インテリジェンスなどである。 企業は新たなモデルの選択肢、オーケストレーションフレームワーク、複雑な推論と多段階タスク実行が可能なエージェントベースシステムを採り入れつつある。

クラウデラは、あらゆる場所に存在するデータにAIを提供する統一基盤であるAIを活用したレイクハウスにより、この変革を推進する企業を支援している。 このアプローチにより、組織は実験段階を超えて、AIを業務運営に直接組み込むことが可能となり、顧客体験、不正検知、サプライチェーン予測、IT運用、コンプライアンスにわたり高価値のユースケースを実現しつつ、ガバナンス、セキュリティ、アーキテクチャの柔軟性のすべてを維持できる。

クラウデラのエンドツーエンドプラットフォームは、AI対応データとAIエージェントの両方を提供し、データからインテリジェントなアクションへの変換を支援する。 このツールにより、すでに数百のクラウデラの顧客がAIの実験段階から脱却し、部門別チーム全体にAIを組み込むことに成功している。 クラウデラの究極の目標は、顧客が真のAIネイティブとなり、信頼できる、透明性のあるシステムのサポートにより、最小限の人の介入で自律的な意思決定を活用するのを支援することである。

このビジョンを加速させるため、クラウデラは、次の4つの新たなパートナーシップにより、エンタープライズAIエコシステムを拡大する。

  • サービスナウ:サービスナウのAIプラットフォームは、エンタープライズワークフロー自動化とAIを活用したソリューションにおける業界リーダーである。 今後の統合では、サービスナウのワークフローデータファブリック (Workflow Data Fabric) ゼロコピーコネクタとクラウデラのデータ基盤を組み合わせることにより、組織は、IT、人事、財務、カスタマーサービス、コンプライアンスなどにわたり、重複なくリアルタイムの企業データに安全にアクセスできるようになる。 顧客はクラウデラのAIを活用したレイクハウスから得られる予測インサイトを利用して、サービスナウワークフロー内のタスクを優先順位付けし、承認の自動化、問題の事前解決、業務効率化を実現する。 その結果、企業の俊敏性が新たなレベルに到達し、より一貫性のある、スケーラブルな成果が組織全体で得られる。
  • ファンダメンタル:ファンダメンタルは、企業の表形式データ向けの超人的予測エンジンを提供する。 顧客離反予測、信用リスク、不正検知、需要予測を含むほとんどの企業の課題は、ディープラーニングの影響をまだ受けていない表形式予測問題である。 ファンダメンタルは、パラメータ調整や特徴量エンジニアリングを必要としない基盤モデルでこのギャップを解決する。 多様なデータセットで事前トレーニング済みであるため、新規データに即座に適応し、わずか1行のコードで正確な予測を有効に実現する。

    クラウデラのAIを活用したレイクハウスと組み合わせることで、ファンダメンタルは、構造化された企業データの予測可能性を最大限に引き出す。 顧客は、金融取引ログや医療記録からサプライチェーンデータベースに至るまで、クラウデラですでに管理しているデータを利用して、将来に備えることができる。個別のモデリング環境へ移行したりカスタムパイプラインを構築したりする必要はない。 これにより企業は、管理されたクラウデラ環境内で予測モデルを迅速に展開でき、スケーラビリティとコンプライアンスの両方を確保できる。
  • パルス:パルスは、業界最高精度の文書処理エンジンを提供し、契約書、請求書、報告書などの非構造化コンテンツを構造化されLLM対応のデータに変換する。 パルスをクラウデラのAIを活用したレイクハウスに統合することで、企業は文書取り込みから直接ERP・CRM・コンプライアンスシステムへのデータフローを自動化できる。

    この提携により、従来サイロ化されていた非構造化情報を構造化データと同様に管理された環境へ統合することができる。 これによりエンドツーエンドのワークフローが実現する。文書はパルスにより取り込まれ、処理され、クラウデラのレイクハウス内で構造化・検証された後、予測モデリング、生成AIエージェント、ワークフロー自動化に即時利用可能となる。
  • ガリレオ.aiガリレオ.aiは、AIオブザーバビリティに特化し、企業が本番環境のAIシステムを検証・監視・維持するのを支援する。 同社のプラットフォームは、大規模言語モデルやエージェントベースシステム向けに特別に設計されたダッシュボードとアラートにより、モデルの精度、ドリフト、信頼性をリアルタイムで追跡する。

    クラウデラの追加機能により、ガリレオは信頼性の高いAI展開のためのクローズドループを企業に提供する。 データはクラウデラのレイクハウスに流入し、モデルはそのデータ上でトレーニングおよび実行され、ガリレオは、条件に変更があった場合でもモデルが正確性、公平性、信頼性を維持していることを確保するための可視性を提供する。 ファンダメンタルの表形式基盤モデルが生成する予測の監視であれ、パルスの文書パイプラインから抽出されるインサイトの監視であれ、ガリレオは、クラウデラ上に構築されたあらゆるAIを活用したワークフローがコンプライアンス、透明性、高性能を維持することを保証する。 この組み合わせにより、企業はAIを大規模に展開できるだけでなく、結果が長期にわたり信頼できるという安心感を得ることができる。

「エンタープライズAIエコシステムは、大企業がAI導入の複雑さを乗り切るための当社の戦略の基盤となっています」と、クラウデラの最高戦略責任者であるアバス・リッキー (Abhas Ricky) は述べている。 「当社の新たなパートナー各社は、顧客が今日直面している最大の課題に直接取り組む専門的な能力をもたらします。サービスナウは、大規模にAIとエージェント型ワークフローを運用可能にし、ガリレオ.aiとパルスは透明性、信頼性、精度を確保し、ファンダメンタルは構造化データ上での次世代AIを実現します」。

「ファンダメンタルは、表形式データでの予測AIをシンプルかつ強力にします」と、ファンダメンタルのCEO兼創設者であるジェレミー・フレンケル (Jeremy Fraenkel) は述べている。 「テキストや画像でトレーニングされた基盤モデルとは異なり、当社のモデルは、取引記録から顧客記録まで、あらゆる企業が保持する構造化データ向けに特別に設計されています。 クラウデラとの提携により、企業はカスタムパイプラインやチューニングの複雑さなしに、最も重要なデータセット全体にこの予測基盤モデルを適用できるようになりました」。

「信頼性と透明性は、本番環境におけるAIに不可欠です」と、ガリレオ.aiのCEO兼共同創設者であるヴィクラム・チャタルジー (Vikram Chatterji) は述べている。 「クラウデラにより、企業はAIアプリケーションを大規模にテスト、評価、監視、ガードレール実装、維持するために必要なツールを装備できます。これにより、データ、モデル、条件が変化しても精度と信頼性が確保されます」。

「非構造化情報を構造化されたインサイトに変換することは、企業向けAIにおける最大の課題の一つです」と、パルスのCEO兼共同創設者であるシド・マンチカンティ (Sid Manchkanti) は述べている。 「パルスの文書処理機能をクラウデラのプラットフォームに統合することで、顧客は文書の真の価値を解き放ち、LLM対応データを高度なAIワークフローにシームレスに供給できるようになります」。

クラウデラAIエコシステムの既存のメンバーには、エヌビディア (NVIDIA)、アマゾンウェブサービス (Amazon Web Services、AWS)、パインコーン (Pinecone)、グーグルクラウド (Google Cloud)、アンソロピック (Anthropic)、スノーフレイク (Snowflake)、クルーAI (CrewAI) が含まれる。 クラウデラが堅牢なパートナーネットワーク構築に注力する背景には、単一ベンダーでは、大規模なAI展開の複雑な要件のすべてを解決できないという基本的な信念がある。 オープンなエコシステムを育成することで、クラウデラは、企業が特定のユースケースに適したツールやモデルを選択しながら、データとインフラに対する管理を維持するのを支援する。

クラウデラとそのパートナーエコシステムが、企業がAIから得られる価値を最大化するためにどのようにより簡単、より経済的、より安全にしているかについて詳しくは、Cloudera.comを閲覧されたい。

クラウデラについて
クラウデラは、大規模企業が自社のデータが存在するあらゆる場所にAIを適用する際に、信頼している唯一のデータ&AIプラットフォーム企業である。 他のプロバイダーとは異なり、クラウデラは、実績あるオープンソース基盤を活用し、パブリッククラウド、データセンター、エッジを統合する一貫したクラウド体験を提供している。 ビッグデータ分野のパイオニアとして、クラウデラは企業があらゆる形式のデータにAIを適用し、100%のデータを制御できるよう支援することで、統合されたセキュリティ、ガバナンス、リアルタイム予測インサイトを提供している。 世界中のあらゆる業界の最大手企業が、意思決定を変革して、最終的には利益の向上、脅威からの保護、さらには人命救助を実現するために、クラウデラを活用している。

詳細については、Cloudera.comにアクセスし、LinkedInおよびXでフォローされたい。Clouderaおよび関連マークは、Cloudera, Inc.の商標または登録商標である。その他の会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標である可能性がある。

問い合わせ先
ジェス・ホーン=カバナ (Jess Hohn-Cabana)
cloudera@v2comms.comś


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