タンザニア・モシ発, July 08, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- 研究者らはこのたび、キリマンジャロ山の標高4,000メートル地点において、アフリカで最も高地に生息するカエルの一種を発見した。 この発見は、2024年6月に行われたアルテッツァ・トラベルの登山中に報告されたものであり、このカエルが新種であるのか、あるいは既知種がこれまで考えられていたよりもはるかに高地に生息しているのかを調査するため、科学的な研究が開始された。 それまで科学者の間では、アフリカにおいて標高3,000メートル以上にカエルは生息していないと考えられていた。
同発見はまずタンザニア野生動物研究所 (Tanzania Wildlife Research Institute)(TAWIRI) に報告され、さらなる調査のための遠征が開始された。 南アフリカ・ノースウェスト大学の両生類専門家、アラン・チャニング教授 (Professor Alan Channing) は、これまでアフリカにおいてこのような高地でカエルの生息が確認された例はなかったことを確認している。
2025年2月20日から25日にかけて、調査チームはキリマンジャロ山の標高3,500〜4,000メートル (11,500~13,100フィート) に位置する河川系を調査した。 チームはカエルの個体を発見し、ラボでの分析用にDNAサンプルの採取に成功した。 南アフリカで行われた検査の結果、このカエルはアミエティア・ウィッテイ (Amietia wittei) 種に属することが判明し、従来の記録よりもはるかに高地での生存が可能であることが明らかになった。 詳細は、チャニング教授の研究論文に掲載されている。
アルテッツァ・トラベルは、DNAサンプル採取コスト、ラボでの検査、研究チームの国際輸送を含む遠征の全費用を負担し、企画・実施を全面的に支援した。 また、同社は高地環境に対応するためのガイドやポーター、食料供給、酸素ボンベなどの物流支援も提供した。 すべての詳細は、同社が最近公開した遠征報告書にまとめられている。
科学者らは、これらのカエルの生存に対する潜在的な脅威について懸念を示しており、その中にはキリマンジャロのポーターが使用する食器洗い用洗剤による水質汚染、気候変動による水資源の減少、鳥類による捕食などが含まれる。 これらの要因の影響を把握し、保全活動に役立てるためには、さらなる研究が必要である。
遠征チームの一員であるドミトリー (Dmitrii) は以下のように述べている。「この発見は、キリマンジャロの繊細な生態系の重要性と、責任ある環境管理の必要性を浮き彫りにしています」。 「今回の研究が、この地域におけるより広範な保全戦略や、さらなる学術研究につながることを期待しています。 遠征中、これらのカエルはさらに高所にも生息しているのではないかと推測しましたが、標高4,050メートルを超える地点には河川が存在しないため、生息範囲はそこまでに限られている可能性が高いと考えられます」。
アルテッツァ・トラベルについて:
アルテッツァ・トラベルは、持続可能な観光と環境保全に取り組む、キリマンジャロ登山のリーディングオペレーターである。 同社は、タンザニアの自然遺産を保護するため、研究者や保全団体との連携を継続的に行っている。
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